清酒 蘭亭曲水の由来
蘭亭曲水は、中国・晋時代、永和九年(353年)3月3日、蘭亭に書聖王善之ら四十一人の名士が、酒宴を催し、曲水に盃を浮かべて詩を賦したことに始まります。これを“曲水の宴”といいます。
中国の文化にあこがれていた日本でも、平安時代から3月3日に宮中で“曲水の宴”が開かれました。
岡山の藩主池田候も、今の後楽園の唯心山の東側に“曲水の宴”に模して流亭をつくり、詩歌を吟詠し、盃を流し、酒を酌み交わして古事をしのび、風流を楽しまれました。
清酒“蘭亭曲水”の酒銘はこの古事から引用しました。